・更新日誌・
2005年8月26日(金)
これって一体どうしちゃったのかしら?! 2つ目の仕事が大幅に遅れているうちに、また仕事が来ちゃった!自分でも信じられない!
なんか神様がプレゼント兼いたずらをしてくれてるのかしら?!
こちらの翻訳事務所は、この前初めて仕事して、その結果をその翻訳事務所に仕事を依頼した会社の人が褒めてくれたおかげでその後、一つ小さな仕事がまた来たことがあるところ。今度のは最初の仕事と同じ内容で、今度は、その理論編。20枚を6日間でやるの!
え〜、どうしよう、とちょっと考えたけど、今度いい仕事をすれば、この翻訳事務所の要員になれると思うので、やっぱり与えられたチャンスだ、この前の仕事よりは少し余裕あるし、というので、引き受けました。とにかく今は、決まって仕事をくれる事務所がないという状態に陥っているので、ひとつでも開拓できれば、すごく嬉しいものね。というわけで、また忙しくなってしまいました。
2005年8月22日(月) やっと納入!
土曜からせっせと頑張って、昨日の誕生パーティも涙を呑んで断って、今朝の3時半にやっと翻訳ができあがりました!で、もうボーっとしてたので、眠って、お昼少し前にメールに添えて納入しました。ああ〜、ホッとした。ああ〜、疲れた〜ぁ。よくがんばった〜ぁ。
おかしなことに、今までとフォントを同じにしてるのに、何度やっても文字が14ポイントくらいになってしまうので、字体を変えて見ました。これで、同じ大きさになるかしら? 今日、ノートンを入れたことと関係あるはずはないよね? どうしてかは原因不明です。
2005年8月19日(金)
やっとA4判30枚の翻訳がひとまずできました! 何だかどっと疲れが出て、気が抜けちゃった感じ。あと週末で点検、必要な箇所の調べ直し、統一、仕上げをして、納入。どうやら間に合いそうで、ホッ。そう言えば、今朝、ラジオで「4月以来、今日初めて8時前に日が沈みます」って言ってました。日がだんだん短くなって、こちらの8月末はもう秋の始まり。今年の夏は2週間くらいしかなかったみたい。ちょっと寂しい夏でした。
2005年8月17日(水) 冷蔵庫がからっぽ!
毎日ほとんど家から出ないで、ただただ翻訳をしているので、ついに冷蔵庫がほとんど空になってしまいました。それで急いで近くのスーパーまで買い物に行ったら、ないものだらけだったので、帰りの荷物は両手にいっぱい!手が伸びそうになって帰って来ました。でもこれでまたしばらくは閉じこもってても大丈夫。いくら仕事が忙しいからといって、掃除(これは目立つとこだけ掃いてごまかす)、洗濯、食事作り(これはもうできるだけ簡単に)、食事の片付けはやめるわけにはいかないものね。お天気の方は相変わらず、涼しい日が続いています。8月だというのに、冬の布団にさらに毛布をかけて寝ているの!ああ、もう一度暑くなって欲しいよ〜ぉ!
2005年8月12日(金) 能・狂言鑑賞
さて、昨日急ぎの仕事が来たばかりだけれど、今日はもうずっと前から能・狂言公演に招待を頂いていて、楽しみにしていたので、行って来ました。今年は『EU日本交流年』なのだそうで、今年は日本に関した催し物がたくさん行なわれるの。
お能を見たのは多分3回目くらいだと思うけど、お能を見て泣けちゃったのは初めて! 始まる前に解説があったし、せりふがよく聞こえなかったり、わからなかったりしても舞台の上の方に翻訳が出ていて、とてもよくわかったからね、きっと。出し物は「隅田川」でした。せりふがとっても美しかった。つかの間、探し求めていた子どもの幻影を見て、喜びに酔い、夜が明けて子どもが永遠に去ってしまった時の、母親の絶望といや増す子どもへの愛おしさ、でも二度と会えないと自分に納得させなければならない切なさ。あれだけ、簡略化し、象徴化した舞台としぐさから、その愛おしさが切々と伝わって来たのは、本当に不思議でした。日本文化の深さと、審美観の素晴らしさ、見直しちゃった!
狂言の方は「蝸牛」。カタツムリを食べると長生きするというので、主人が祖父の長寿祝いに贈りたいと、太郎冠者にカタツムリを取りにやらせます。でも太郎冠者は、まだカタツムリと言うものを見たことがない。そこで主人は、藪に住んでいて、頭が黒く、貝を身につけていて、時々角を出すものだ、と教えます。ちょうど藪で昼寝をしていた山伏に「あなた様はカタツムリ様でいらっしゃるか?」と聞く太郎冠者を、からかってやろうと、カタツムリに成りすます山伏。山伏は太郎冠者に、おぶってくれないなら、歌いながら囃してくれなければ、主人の家に行かない、と言います。太郎冠者は仕方なく、山伏と歌い、囃し、踊りながら、家まで行くうち、その面白さにはまってしまい、ついには主人も巻き込んで、三人で歌い、踊りながら退場。すごくシンプルな筋なのに、仕草や表情がものすごく滑稽で、とっても楽しめました。やはり、一つの型になるまで、絞りぬいた動作や、言葉がしっかりと人間の本質を掴んでいるからなのでしょうね。室町時代の口語で演じられているそうなのに、不思議と現代の私たちにもわかってしまうの。口語は余り変わっていない、ってことかしらね。現地の人もたくさん来ていて、会場は満員でした。みんな大爆笑していました。千人くらい入れそうな会場でしたよ。文楽も見たくなったなあ。文楽も昔、ウィーンで解説つきで見たら、ものすごくよくわかって面白かった記憶があります。それから日本でも文楽見に行ったりしました。こういう解説つき公演は日本でもやるといいのにね。
2005年8月11日(木)
マイ・パソコンがまた狂い出して、昨日、おとといと、丸2日間格闘した挙句、今日ついにプロに来てもらって、丸半日かけて再インストールしてもらいました。
で、夜中になった今、ホッとしてメールを開いたら、仕事が来ていました! でもその量が半端じゃない! A4で30枚! これを一週間で訳さなくちゃいけないの! というのは、もう来週別の仕事が来ることになっているので、その前に仕上げないといけないから。本当は一週間でも次の仕事の日にちに食い込んじゃうんだけど、一週間だってできるかどうかわからないので、次の仕事の方から少し日にちを削るしかない。で、次の仕事は8月末までかかることになっているのね。
仕事が来ない時は、これで再来月暮らせるのかしら? と不安に駆られるほど来ないのに、来るときは、どうしてこう気が狂いそうなほど、いっぺんに押し寄せるの?! ほんと、これはこちらから調整できない、待ちの商売の大欠点ね。ところで、なぜ来月じゃなくて、再来月の生活が心配かというと、翻訳の仕事は、納入はすごく急がせるくせに、支払いは早くても一ヵ月後というのがほとんどなので、来月生活できるかどうかは、前の月にもうわかっているからなの。
というわけで、明日からエンジン、アドレナリン全開で頑張ります!
再インストールした後で仕事が来たというのは、ほんと幸運でした。
2005年8月8日(月) 今朝は13℃!
昨日から突然冷え込んで最高気温が18℃!昨日の晩、寒暖計を見たら、13℃! つい一週間前は35℃だったのに、幾ら何でも寒すぎるぅ!
昨日の晩、床に就いたら目がぐるぐる回って気持ち悪くなりそうになってびっくり!目をつぶって深呼吸し続けて約30分(心理的には。本当はもっと短かったかも)、やっと治った。ああ、こんなこと初めてでびっくりしたぁ。で、今朝も13℃。8月の初めよ! せめてあと10℃でいいから上がって欲しいよ〜。こちらは冬がとっても長くて、厳しいんだから、このまま夏が終わってしまうのでは、悲しすぎる〜。
2005年8月3日(水) ついに全部納入!
遅れて著者から届いた「エピローグ」の翻訳を今、ついに送って、これでやっと全部終わりました! やっぱりすっきりしなかったのは、このせいだったのね。ああ〜、やっとホッとした〜ぁ!後は訳者校正まで、この本関係は何もなし。何だか疲れがドッと出て来たので、しばらくはご褒美のお休みをしないとね。
2005年8月1日(月) ついに翻訳納入!
昨日というか厳密にはもう今日でしたが、ついにノンフィクションの翻訳を
送りました! ここ一週間は牛乳とパンを買いに行った以外、家から一歩も出ず
冷蔵庫を少しずつ空にしながら、追い込みをしていましたから、送信ボタンを押したら、どんなにホ〜〜ッ!とするかと思っていたら、全然しないので、変な気分です。出版が決まったのは、昨年の終わりだったから、今までが長過ぎたのか、それともまだ最新の情報を加えた著者からの日本語版用「エピローグ」が届いていなくて、当然翻訳も完全に終わったとは言えないからなのかしら。
まあ、疲れが溜まっていて、感情が鈍ってるってこともあるわね。とにかく少し休みたいです。10月頃、刊行予定です。あと8月中に、訳者校正がある予定。いい本にしたい!
2005年7月24日(日)
日曜日だけれど、今日も朝からパソコンに張り付きっぱなしで頑張り中。なんてったって、今月いっぱいの我慢だもんね。もう少しだ〜ぁ。
2005年7月20日(火)
16日(土)の晩から、昨日の朝まで、ハンブルクに住む翻訳者の友人が来ていました。南チロルで一週間山歩きをした後、ダンナは仕事の都合でインスブルックから直接ハンブルクへ、彼女はウィーンへ。ダンナに会えないのは残念だったけど、でもその代わり、日本語で心置きなくおしゃべりができました。
とにかく翻訳締め切り間際なので、日中は彼女には一人で街を見てもらって、私は仕事。で、夜は一緒に街のホイリゲや郊外のホイリゲに行ったり、伝統的カフェに行ったり、おしゃべり、おしゃべり、おしゃべり。あっという間の3泊でした。友人はもちろんドイツ語も全然問題ないし、一人で行動できる人だから、クリムトやシーレを見たり、テーマ別解説付市内散策に参加したりして、それなりに楽しんでくれたみたいで、よかった!ドイツとオーストリアは隣の国同士といっても、ウィーンはオーストリアの東の端、ハンブルクはドイツの北の端だから、なかなか会う機会がありません。この機会に会えて本当によかった! Tちゃん、回り道して来てくれて、ありがとう!
2005年7月19日(月) 翻訳締め切り間近、ただ今追い込み中!
最近、更新日誌が滞ってしまい、せっかく訪ねて来て下さる皆さんにご迷惑をかけてしまっています。本当にごめんなさい。
実は今、7月末のノンフィクションの翻訳締め切りの追い込み中です。
秋に出るノンフィクションなのですが、サダムに族長の父親を殺され、父の遺志を継いで亡命生活の中で新生イラクのために活動を続けてきた女性民主活動家の半生記です。彼女は、今年の2月初め、ブッシュの一般教書演説の時にも紹介されました。暗殺あり、恋あり、政治の駆け引きありの、サスペンスドラマみたいにドキドキする本です。でも主人公の人生をドキドキしながら再体験して行くうちに、自然にイラクの内政、西欧諸国やアラブ諸国の自国の利益を追っての戦略や駆け引きが手に取るようにわかるようになっています。
めでたく、送信ボタンを押せましたら、詳しくご紹介致しますので、どうぞお楽しみに! そんなわけで更新日誌はそれまでまばらになってしまいそうですが、短い日誌でもできるだけつけるよう、心がけますので、申し訳ありませんが、どうかもう少しお待ちくださいますよう、お願い致します。掲示板はもっとまめに動いていますので、どうぞ掲示板もお訪ね下さいね。
2005年7月12日(火)
ここ一週間ほど、ウィーンは寒中お見舞いをもらいたいような寒さ!その前までは、毎日30℃を越し、まぶしい夏空に白い雲が浮いた、素晴らしく気持ちのよい日が続いていたのに、お天気が崩れたと思ったら、急激に気温が下がり、最高気温が15℃という寒さに落ち込んだ。朝夕は10℃くらいになるのに、暖房はもう入らず、家の中も寒い。雨がよく降り、ついに川の水かさが増して、洪水が心配されるほどになってしまった。でも、ようやくお天気は徐々に回復に向かい、今日も最高気温は20℃くらいまで上がって来たし、天気予報では、明日以降ぐっと気温が上昇、また夏らしい日が戻って来ると言っているので、当たることを信じて、お日様が再び顔を見せるのを心待ちにしているところ。洪水にもならないで済みそうで、ホッ。
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