・更新日誌・ 2006年8月30日(水) やっぱりもう秋! 2006年8月24日(木) アルプスの麓の町で保養してきました!
前半は残念ながら前からの続きで雨がちで寒かったので、すごくたくさん本が読めました。でも雨の合間にダウンのコート着て、1500mの山の頂上で行なわれたミサにも参加しました。日本だと山の頂上にくいを打ってそこに山の名前、高さ、立てた日などを書くけれど、ヨーロッパでは(というより多分キリスト教圏では、だと思うけど)十字架を立てます。その日は山開きの日でもなく、ごく普通の日曜日だったので、行なわれた理由はよくわからなかったけれど、あの寒さでも20人くらいの人たちが参加していました。音楽は町のブラスバンドから4人くらいの人が来ていて、なかなかいい演奏でした。
元修道院で開かれている展示会にも行って来ました。中世に大流行したペスト、当時の医療、迷信、食生活、そしてその後の自然医療(薬草、ホメオパシー、クナイプ・クア等)の発達について、とてもわかりやすく、見やすく、具体的にまとめてあって、興味深いものでした。 後半はやっとお天気がよくなったので、リフトで再び1500mの高原まで上り、のんびり草を食んだり、休んだりしている牛たちの顔を眺めながら、あちこち歩き回ったり、上空を大きく旋回するグライダーとパラグライダーを首が痛くなるまで眺めたりしました。飛んでる人はどんな気分だろうな、って思いながら。怖さを克服しちゃえば、もう最高に気分いいだろうなあ。鳥になるのは太古からの人間の夢ですもんね。 帰る前日は、初めて朝から雲ひとつない素晴らしいお天気!今日が最後のチャンス!と、ハイキングコースを歩いたら、6kmのはずだったのに、どこかで道標の方向を見間違えたらしくて、歩いても歩いても途中の展望台につかない! もっとも最初は45分のお散歩コースを歩くつもりでいたのに、途中からもうちょっと歩きたくなって、6kmコースに変更したので、宿でコース地図は見ていたものの、手元にはなかったので、それもまずかったんだけれど、道標に従って行けば行けるよね、と思っていたのね。 おかしいと思いつつ、でも他の道はなかったので、登ったり降りたり、そのまま2時間半どんどん歩いたら、なぜか最初の分岐点に戻って来てしまい、結局3時間の強行迷路歩きになっちゃいました。でもこれだけ運動したんだからよし、とすることに。あとで宿に帰ってから地図をよく見たら、どうも途中から森林作業用の道路に入っちゃったみたい。どうりで途中まったく誰にも会わなかった! 滞在一週間のうち、ただ一日、猛烈に運動した日でした。さすが翌日はちょっと筋肉痛でしたね。
アフレンツは療養地という名前が付いているくらいだから、空気の質は折り紙つきのはず。海抜は765mで、赤血球を増やすには、私にとっては本当は1000mくらいのところがいいし、それから療養地で医学的な効果を得るためには3週間以上滞在する必要があるんだそうだけど、でも一週間でもパソコンとストレスから解放されて、いい空気と自然の中で過ごすだけでも、色々効果はありました。
*********************************** で、そのあとすてきなおまけがつきました。21日に血液検査に行き、その翌日いつもの定期コントロールのため、お医者さんへ。顔を見たとたん、S先生がおっしゃった言葉が、「おお、ずいぶん元気に見えるよ!とっても病気があるなんて思えない」。やっぱり保養効果かしらね。よく見ると赤・白血球数、血小板数、ヘモグロビンの値はどれもほんの少しずつ減っていたのだけれど、ここ1年半くらいほぼ落ち着いているということで、これからは2ヶ月にいっぺんではなくて、3ヶ月にいっぺん行けばよくなりました! 嬉しくなって、これからはもっときっちり健康食を食べて、運動も少しして、半年後には先生をびっくりさせちゃおう!という気持ちがムクムク。 2006年8月10日(木) ウィーンファン、クラシックファンの方に! お近くの方、それぞれのサイトを研究の上、ぜひどうぞ! 10月11日(土)には東京の文京シビックホールで、アンバサーデ・オーケストラのコンサートがあります。こちらは曲目など詳しいことが決まり次第お知らせしますので、東京方面の方もどうぞお楽しみに!
先週は突然日本へ帰国することになった友人と別れを惜しんだり、「にぎやか色のちび」を読んでメールをくださったのが縁で知り合った方が、3週間ウィーン訪問!というので、初めての嬉しい出会いが実現したり、心には色々あった週だった。それに読書もガンガンしたので、その印象もあちこちにへばりついてるし。 だから、日中も後頭部が重く、頭がボーっとしている。食欲もない上に、口内炎までできたので、もっと食べる気がしない。ま、これを利用してあと1kgやせるというのもいいかも知れないけど。こんな夏ばて症状になったのは初めてだ。連日1週間以上、この高温というのも初めて。しかも今日まで全く雨が降らなかった。降った後は少し涼しくなるし、空気もさわやかになるから、夕方ちょっと降ってくれると大分楽になるんだけどな。ただ一つの救いは、月初めの頃より湿度が下がったこと。これで湿度が高かったら、冬向きに建てられていて、かつ冷房もない家に住む人たちは次々と救急車で運ばれていくことになったろう。気候がどんどん極端になって行く気がする。 オーストリアでも有数の美しい地域、山と森と湖のザルツカンマーグート地方が暑さと乾燥で山火事となり、4日間消火し続けているけれどまだ消えない、と昨日ニュースで言ってたけれど、消せただろうか。 北側の2つの窓を全開にし、南側は今日は新しい試みとして日光が部屋に入るのを防ぐため、ブラインドをきっちり閉め、窓も閉めたままにしてみた。実験の結果、南の窓も開けて風を通すより、風は通らなくても日光も入ってこないこのやり方の方が南側の部屋は涼しいことがわかった。めまいと脳貧血は水をたくさん飲めば防げることもわかった。それにしても、もうちょっと涼しくなってくれない?
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