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更新日誌

2012年8月27日(月)突然涼しくなりました
    
一昨日まで34〜5℃の日が続いていたのに、昨日から突然20℃に下がりました。今日も午後2時半で22℃。突然のお天気の変化のせいか、眩暈がして天井がゆっくりと回り出したのでびっくり!数分間横になって深呼吸していたら、直りました。血圧が相当低くなっている可能性もあるので、ホームトレーナーで、今日は7分、2キロメートルちょっと走ったら、少し元気になった感じです。

   8月25日(土)
    
掲示板に旅の予定を書き込んで下さっていたtakakennさんが、ミュンヘェンから午後早くウィーン到着。日曜日はお店がお休みなので、takakennさんは土曜日のうちに買い物を済ませ、夕方、シュテファン広場でお会いしました。まずは近くにある今はやりのスシ・バーでお寿司を食べ、そのあと、街のホイリゲへ。暑いので、小路に出したテーブルにつきましたが、狭い石畳の小路と古い建物がなかなかいい雰囲気を醸し出しています。takakennさんはまずビール。それからビュッフェで買ったサラダとチーズに、白ワインを注文。私は白ワインに、デザートのつもりで買ったトプフェンシュトゥルーデル(チーズパイの一種)のバニラソース添えで、乾杯。ワインだけだと酔っ払ってしまうので、ミネラルウォーターも頼みました。隣の席にはフランクフルトの近くから来たというドイツ人のご夫婦がいて、ウィーンは初めてだそうで、しばし話が弾みました。

takakennさんからは、イギリスで訪ねた知人のご夫妻の話、ミュンヒェン国際児童図書館の庭で日本の子どもたちに読み聞かせをした話などを聞かせてもらいながら、児童文学の話、新潟とウィーンの冬の気候のこと、ウィーンにはないおいしいラーメンのことなどあれこれ話しているうちに、時間はあっという間に過ぎて行きました。その後、大分人が減ってきたシュテファン大聖堂・広場のあたりを少し散策しました。takakennさんは翌日の夕方、ベルギーに向けて旅立って行かれました。

面白い体験一杯の楽しい旅でありますように!

8月20日(月)
   
今日はケヴィン先生の診察日。7,8月ずっと調子が悪かった話をすると、私のバイオリズムからすると、7,8月は体調が落ちるのだそうです。また今までの処方は、条件によっては熱を促進する方向に働いてしまうのだそうです。考えてみれば、季節によって体調が影響を受けるのは、当たり前なのですが、そんな話を聞いたのは初めて。そう言えば、昨年の7,8月も、かなり調子が悪かったのです。なあんだ、それなら7,8月に保養休暇に行くのは避けて、ウィーンで充分体調に気をつけながら過ごす方が、いいんじゃないかしら。だって、休暇先で熱を出して寝ているなんて、本当に最低ですもん。

  新しく処方して頂いた漢方薬は、効き目も穏やかで、今度は私の今の状態に合っているようです。どうかこのまま体力がついて行きますように!

 休暇続き(7月26日)
   
近所に散策に行きました。ある家の前を通りかかったら、犬が出て来て、私たちをクンクンかぎまわってから、「フ〜ン、こいつらは怪しい者じゃなさそうだ」と思ったらしく、また自分の定位置(?)に戻って行きました。そしたらその隣の家から、今度は子猫が出て来て、ずっと私たちの後をついて来ます。随分歩いてもまだついて来るので、「もうお帰り」と言ってみても、まるで帰る気はなさそうです。時には足の周りにまとわりついたりするので、遊び相手がいなくて寂しいのかな、と思って、猫じゃらしみたいな草を一本抜いて、かまってみたら、前足を出したり、飛び掛ってみたり。結局、半分一緒に遊びながら、宿に戻って来るまでついて来ました。きっと、近所に仲間がいないのですね。早くお友達ができるといいね。

田舎道を歩いていると、時々3,4人で満員になってしまうような、小さなチャペルを見かけます。きっと農作業を始める時、また終えた時などに、家族で祈りを捧げたのでしょう。何かこの土地に生きる人たちの心が伝わってくるようです。

   
 宿の前から見た遠景               散歩道

   
  こんな小さな小川が流れていました      なかなか任務に忠実な犬ですね。おりこうさん。

 ずっとついて来た子猫 

     
  道端の、数人しか入れない小さなチャペル  チャペルの祭壇

2012年8月19日(日)さらにご無沙汰してしまいました!
   
さて、休暇の様子をお知らせする7月22日と24日の分まで書いたら、また熱が出たので、寝ていたら、そこへ8月5日、大切な友人が山の事故で亡くなったという訃報が届きました。余りに突然のことで、ショックで何日も何も手につきませんでした。そしてやっとどうにか気持ちが少し持ち直した頃、また熱が出て来ました。

   でも今度のは私の熱ではなくて、処方薬が効き過ぎているような様子です。最初の頃は、夕方になると高めの微熱が出てきて、翌朝下がる、というのを繰り返していましたが、数日前から一日中、熱が出っぱなし状態になってしまったのです。そこで処方薬を飲むのを止め、りんご酢の湿布を始めました。一度に湿布を2回、それを一日2回。そうしたら夜は高くなりますが、翌朝には平熱に下がり、上がらないでいる時間がだんだん長くなって来ました。これで身体は大分楽になりました。明日は、ケヴィン先生の診察の日なので、事情をよく話して、今度こそピッタリの漢方薬を処方してもらおうと思います。

  すっかりすっかりお待たせしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

2012年8月2日(木)ご無沙汰致しました
   
すっかりご無沙汰して、7月が抜けてしまいました。ごめんなさい!7月27日に、マウテルンドルフからウィーンに戻って来ました。今回は熱の兆候が見え出したので、熱が高くならないうちにウィーンに戻ってしまった方がよいと判断、1日早く帰って来ました。微熱状態でパッキングをした後、4時間の車の旅をしたので、さすがにかなり疲れて、体温はさらに上がりましたが、ケヴィン先生に処方してもらった非常用漢方薬のおかげで、熱は高くならず翌朝には平熱に戻ったので、本当にホッとしました。

マウテルンドルフでは最初の10日ほどは雨ばかりで、外に出るのは食事と買い物だけという日が続きました。7月にこれほどの雨が降ったのは何十年ぶりだそうで、すぐ南隣のシュタイヤーマルク州では、豪雨で川が大氾濫、大規模な地滑りが起こって、60〜70件の家が全壊しました。破壊されなくて済んだ家でも泥が地下室、1階を埋め尽くし、復興作業には消防隊員だけでは足りず、軍隊からも応援がかけつけました。

どうやら豪雨が収まった後、お日様が顔を出してくれた日が何日かありました。

7月22日(日)
  
中止になるのでは、と心配されていたマウテルンドルフの夏祭り「サムソン行列」がどうやら実現しました。風は冷たかったけれど、お天気の方はどうやら持って、お日様も顔を出してくれました。

 5mもあるサムソン人形がお付きの男女の人形と一緒に行進し、ブラスバンドの音楽にあわせて踊ります。サムソン人形は周辺の各町村にあり、各地のサムソン人形が集合するお祭りもあります。最初の写真に写っている青いエプロンの二人の女性は、大きな角の形をした入れ物を肩から下げていて、希望者にお酒を提供します。

  
  サムソンと女性のお付き人形      ポニーも楽隊の太鼓を引いてお手伝い

   
 楽しそうに踊る民族衣装保存会の人たち      見物する人たち

 サムソン人形のお祭りが生まれたわけを辿ると、16世紀に遡ります。宗教改革が行なわれてから、ヨーロッパ各地にかなりの勢いで新教が広まったので、危機を感じたカトリック教会は、旧教の宣教師を各地に送りました。ただし当時は文盲の人も多かったので、宣教の手段として、見て分かりやすい聖書の英雄、サムソンを使ったのだそうです。それが後にお祭りとして根付きました。外務省のオーストリア共和国データ(2012年6月現在)によると、オーストリアは74%がカトリック、4%がプロテスタントだそうですから、反宗教改革は大成功したことになりますね。

7月24日(火)
  
サムソン行列のお祭りの後、2日間よいお天気が続きました。23日は休み、24日は、ヴァイスプリアッハに住む知人から、どんどん奥に入っていくと、とても景色がよいし、1400mの山小屋まで行ける、という話を聞いて、行って見ることにしました。それまでは村の入り口のレストランまでしか行ったことがなかったのです。

 奥へ奥へと入っていくと、わあ、本当に来てよかった! 素晴らしい景色が広がっていました。途中山歩きをしている人にたくさん会いました。トレーナーに連れられて、馬で山を下っていく7〜8人の子どもたちのグループもいました。道が平らになったところでは、途中まで車で来て、そこからは赤ちゃんや乳児をベビーカーに乗せて押しながら、山の散歩を楽しんでいる若い両親もあちこちにいました。

   
 勢いよく、かつ澄んだ流れ       断崖絶壁から落ちる滝。全体を納められなかったのが残念!

     ここは水の流れも緩やか。景色を楽しんでいる   雨が降って来たので、皆、山小屋の中へ 
 カップル

  変化に富んだ風景を楽しんだ後、山小屋に着きました。たくさんの人が山小屋前のベンチで、おしゃべりを楽しんでいます。反対側を振り返ると、山の上に、モクモクと黒雲が広がっているのが見えました。これはもうすぐ雨が来るぞ、と思ったので、すぐ小屋の中に入りました。ほんの数分したら、ポツンポツンと雨粒が。と思ったら、いっぺんにすごい豪雨になりました。でもありがたいことに長くは続きませんでしたが。外にいた人たちが一斉に小屋の中に逃げ込んできて、中は一杯。山小屋のご主人が、子どもたちのためにお絵かき用の道具を持って来てくれたりして、小屋の中は和気あいあいとした雰囲気です。

 コーヒーとトプフェンシュトゥルーデル(カッテージチーズのパイ)を頼んだら、コーヒーは大きなカップになみなみと注いであって、量は普通のコーヒーの4倍はありそうでした。トプフェンシュトゥルーデルは普通裏ごしチーズで作りますが、ここのは裏ごししないままのカッテージチーズで作ってあって、何と、こんなにおいしいの今まで食べたことない!というおいしさでした。近くに牛が放し飼いにしてあったので、搾乳するところから全て手作りのよう。ウィーンのケーキ屋さんも負ける味です。

    
 山小屋の薪ストーブ          山小屋のご主人がポーズを取ってくれました

変化に富んだ素晴らしい山岳風景を楽しみ、感じのよい山小屋のご主人やウェイトレスに接し、たっぷりのコーヒーと最高のトプフェンシュトゥルーデルを味わったので、私たちは幸せ感いっぱい。この体験がよほど楽しかったらしく、今まで山歩きなんて大嫌い!だった連れ合いが、今度から、色々な谷を訪ねて、少し歩いてみようよ!とまで言ってくれて、びっくりするほどの大成果でした。

周囲の山々には本当に数え切れないほどの山歩きコースが整っていて、子どもでも歩けるところから、登山家用の難度の高いコースまで揃っています。私は病気が発見されるまで、ワンゲルにいたくらいで、山が大好きなのです!ふっふっふ、ああ、よかった!

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というわけで、出来上がるまで待っていたらいつになるかわからないので、とりあえずここまででアップすることにします。続きはまた次の機会に致します。すっかりお待たせしてしまって、本当にごめんなさい。


 

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