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2012年6月29日(金)ウィーンは37℃! 残りの6州の夏休みは1週間後に始まります。なぜわざわざ一週間ずらしてあるかというと、たいていの家族が夏休みに入るとすぐに休暇に出掛けるので、民族大移動になってしまって、道路が混雑し過ぎるのを避けるためだそうです。休暇を大切にするオーストリアらしい対策ですね。 さて、すっかりご無沙汰してしまいました。5月半ばから始まった熱は、シリーズになってしまって、1週間とちょっとくらいの周期で4回も続いてしまいました。数日前にやっと最後(?)の熱とさよならしてホッとしたところです。一時帰国が相当身体に応えたんだな、と自覚しました。というわけで、今年ほどマウテルンドルフの新鮮な空気が恋しい年はありません。海抜1100mの新鮮な山の空気と自然の中にいると、赤血球が増えるばかりでなく、どの値もみんなよくなって、身体全体が元気になります。何年前だったか、遠くの山を毎日見ていたら、目までよくなりました。ゆっくり、のんびりして体力を回復してこようと思います。しばらくはウィーンでの用を済ませるのと、旅の準備で日々を過ごします。 2012年6月7日(木)初夏のバーデン 2012年6月7日(木)あれ、また熱?! そして10日しか経たないのにもう次の熱発生!胃に来てしまって、食欲は全くなく、口内炎が幾つも出現して痛いので、さらに食べたくない、飲みたくない、しゃべりたくもな〜い!流動食で6日間寝て、副腎皮質ホルモン剤も飲んで、やっと下がりました。体重は2.5キロ減少。 これはどうもおかしい、今回のは、処方が強過ぎたのではないかしら、と思って、ケヴィン先生に現状報告を書いてもらったら、早速新しい処方箋を薬局に送ってくれたので、今までそれを飲んで、ようやく食欲回復したところです。明日からは、身体を立て直す薬に切り替えるのですが、試行錯誤は付き物ながら、今度こそは元気にして下さいよ、先生! 2012年5月23日(水)ウィーンの屋根 実を言うと、私は屋根が大好きです。屋根の写真集を作りたいくらい。で、今日はお昼を、ウィーンの街並がとてもよく見えるテラスのあるレストランで食べたので、6階の屋根から見たウィーンの街をちょっとご紹介。 さて、更新がこんなに開いてしまった理由は、やっぱり熱でした。帰国して2週間経っても熱も出ないし、元気なので、あれだけ身体にきつい旅だったのに、私ってすごいじゃない、随分と内側から元気になって来たのね、と思っていたのですが、どうもそれは甘かったようで、おやおや、じわじわと体温が上がって来て、4日目には39.2℃。今回は体温は結構高いのに、でもまだ上がり切らない、という状態が数日続いたので、かなり体力を消耗しましたが、5日目にやっと薬が飲めて、下がりました。さあ、熱はこれでしばらくは出ないし、ステロイドを飲まずに何日持つか、もう一度最初からやり直しです。なぜ「最初から」かというと、今までなら、私にはとても考えられなかった買い物をしてしまったから。 ホームトレーナー テレビを見ながらできるように、と居間に置いたのですが、試しにやってみたら、5分でもかなり膝の後ろに応えます。それに、何だか楽しい!そこでまず毎日1回、5分、しかも普通の平らな道路に設定して、実行することにしました。抵抗を増やすだけではなくて、走るコースをなだらかな丘の上り下りから、ツール・ド・フランスのコース(!?)まで、様々な設定ができるので、慣れて来たら、色々なコースを楽しもうと思います。さて、どのくらい続くことやら、皆さま、どうぞ見守ってて下さいね。 このホームトレーナーを買いに行った時、ひょっとして、ツール・ド・フランスのコースを、画像を見ながら再体験できるのもあったりしてね、と冗談を言っていたら、店員さんが、「おお、ありますよ。コースも実際のと全く同じです」と言ったので笑ってしまったのですが、でもきっとプロを目指す人(あるいは既にプロの選手)が最後の仕上げに使ったり、ツール・ド・フランスが夢、という人が、区間ごとにトレーニングしたりするのに使うんだろうなあ、と思いました。それだけにお値段も0の数が一桁違っていましたが。 2012年5月9日(水)ウィーンも初夏! ウィーンはお土産で知られるモーツァルトクーゲルや皇室御用達のケーキ屋さん、ハイナー、ザッハー、デーメルなどケーキやチョコレートがおいしいので有名ですが、もう一つとってもおいしいものがあります。それがアイスクリーム! 夏だけウィーンにやって来て小さなお店を開いているイタリア人のアイスクリーム屋さんがたくさんあり、それがすごくおいしい!何代も前からウィーンでアイスクリームを売り続けて、今では大きく、有名になり、冬もカフェとしての営業をしているお店も幾つもあります。20種類くらいもあって、三角コーンの容器に3種類のアイスクリームを乗せてくれて3ユーロ。なめながらお日様を浴びて歩道を歩いたら、夏気分が身体中に染み渡って来て、とても幸せなひと時でした。夏にウィーンにいらしたら、ぜひアイスクリームをなめなめ歩いて見て下さいね。 2012年5月8日(火)最高に嬉しいこと 眠れないといっても、ビンビンに目覚めているのではなくて、疲れているのに眠れないので、何かまともなことをすることはできず、仕方なくクロスワードパズルをやりながら、うんと疲れて眠れるようになるチャンスを待つ毎日でした。ああ、なんて時間がもったいない、と思いつつどうにもできないでいたのです。目覚めたら、もう一度寝ないですぐ起きる、そして午後30分くらいの昼寝をする、という荒療治で頑張って何とか回復してきたと喜んでも、熱が出てステロイド剤を飲むと元の木阿弥、という具合でした。 それが日本ではどうにか2時、3時頃には眠れるようになり、ウィーンへ発つ2,3日前からは、どうしたわけか、突然全く何の苦労もせずに眠れるようになってしまったのです! ウィーンへ戻ってもそれは続いていて、今のところ12時頃床に就くとすっと眠れて、1,2度途中で目は覚めますが、またすぐに眠れて、6時から8時くらいには目覚めます。明け方にならないと眠れなければ、当然目覚めるのも遅くなりますから、今までは、朝食を取るとすぐにお昼になってしまうので、午前というのはないも同然、またすぐにお腹は空かないので、一日に2食からせいぜい2.5食くらいしか食べられず、体重もなかなか増えませんでした。 それなのに朝7時とか8時に朝食が取れるようになると、自然に3食食べるようになり、体重も回復。それに朝食の後、メールを書いたり、洗濯をしたりしても時計を見ると、まだ9時!午前中って何て長いんだろう、ああ、今まで何てたくさんの時間を無駄にしていたんだろう、と思います。 それに何よりもすっと眠れるって何て気持ちよいのでしょう!とてもとてもありがたくて、天に向かって、ありがと〜う!!!ありがと〜う!!!と叫びたい気持ちです。時差や熱が出たことや、環境の変化で、狂っていた体内時計がもう一度狂って、思いがけずも、本来の位置に戻ってしまった(?)ということでしょうか? まあ、理由はどうでもよいので、どうかこのまま行ってくれますように、と願うばかりです。 今日は日本から帰って初めて、ケヴィン先生の診察に行きました。この話をしたら、先生も同じことをおっしゃって、大笑いしながら、じゃあ、また眠れなくなったら、日本へ送り出すことにすればいいね、とふざけながら、一緒に喜んで下さいました。お腹はさらに柔らかくなったそうで、ということは、血流がさらにスムーズになったということですから、少しずつ対症療法ではない、真の回復に向かっているんだ、と感じられて嬉しく思ったことでした。 今日の診察は午後3時45分から、と半端な時間で、帰りにはいつものイタリア料理店はまだ開いていなかったので、近くのホイリゲ(半セルフサービスの大衆ワインレストラン)でちょっと早い夕食にしました。今年初めてのホイリゲでした。プチパンがとってもおいしくて、「これは日本にはない、オーストリアの味だね!」と話したことでした。診療所までの道には、母の日が来る頃満開になるリラの花が、白から、薄紫、濃い紫とグラデーションをなして咲いていたし、緑もすっかり濃くなって、日本に行っている間にもう初夏がやって来ていました。 2012年5月3日(木)ウィーンに戻りました
今回の一時帰国は、出かける直前に熱を出して、出発を2回延ばし、やっと飛べたと思ったら、機内の空調がひどくて風邪を引き、1週間ほどホテルで寝たり起きたり。帰り際にはまた熱を出して、また出発を1週間延ばし、ホテルで数日寝た後、どうやら無事に戻って着ました。平年よりずっと寒く、雨が多く、大嵐、小嵐も挟まって、そういう意味ではかなりさんざんな旅となってしまいましたが、でも4年ぶりに会った両親が本当に喜んでくれ、そして安心もしてもらえたので、これだけでもちょっと無理して行った甲斐がありました。さらに1週間ほど滞在した京都では、やっと風邪も治り、例年より寒かったおかげで、ちょうど満開の桜を楽しむことができました。とにかく無理をしないことを最優先条件にして、出掛けるのは午後だけ、行くのも近くだけ、と決めて、祇園と嵐山、そして三十三間堂を訪ねました。雨の日には、ちょうど始まったところで友人から薦められた「江戸琳派の粋人、酒井抱一展」を見に行きました。こじんまりした展示でしたが、絵の素晴らしさだけでなく、大名家に生まれて、画家となった抱一の人物にも関心が湧き、なかなか味わい深い展示会でした。 そんなわけで今回は、まあ覚悟していたことですが、どこかに行ったり、見学したりといったことはほとんどできませんでしたから、次回はもっと体力をつけて元気になって行き、もう少し旅を楽しみたいと思っています。私の体調を思いやってわざわざホテルまで来て下さった皆さま、本当にありがとうございました。お蔭様で楽しい時間を過ごさせて頂きました。
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