2004年6月続き
とっておきのウィーンコース
晴れた日の今日は、友人の知り合いご夫妻をご案内して、ついに前々から企画していた「とっておきのウィーン」コースを実行。
ヴィルヘルミーネの丘から眼下に広がるウィーンの街を、緑の多いふもとから、遠くの中心地まで、しばし、あ、あれがシュテファン寺院、あれがシェーンブルン宮殿、と眺めた後、お城のカフェでコーヒータイム。今日はテラスで何かのお祝いをやっていた。ソーセージを焼くコックさんと、ワインを飲み交わす人々を覗きながら、何のお祝いだろう?と野次馬的おしゃべりを楽しんだ。
その後はバスで丘を下り、ホイリゲへ。久しぶりのお天気なので、大きなお店なのに、中庭の木陰の席はほぼ満員。やっと席を見つけて、ワインを頼む。マイルドな白がいい、と言ったら、ヴェルトリーナーを持って来てくれた。とってもフルーティで、マイルドで、のどごしもさわやか!食べ物は販売コーナーに買いに行く。野菜のフライと野菜サラダの盛り合わせを選んだ。フライはパリッとしているし、ポテトサラダを始め、どのサラダもドレッシングが抜群! おいしいワインと食事で、話もはずむ。今日初めてお会いしたのに、共感するところがいっぱいで、これからのおつきあいにすてきな予感♪ あ〜、楽しい日だった〜ぁ!
(6月23日)
愛犬と過ごす安らぎの時、ブドウ畑の斜面の下にウィーンの街が広がる
1740年創業のホイリゲ〔ワイン酒場)
バーベキューパーティ
26日(土)は素晴らしいお天気。ウィーンから車で40分ほどの郊外の家でお誕生祝いのバーベキューパーティがあった。絶好のガーデンパーティ日和。花の咲き乱れる大きな庭で、まずはシャンパンでおめでとうの乾杯を
する。その後は焼きたての鶏、子羊、サケに新鮮なサラダをほおばりながら、ワインやジュースで、あれこれのおしゃべり。こんな風にして食べる食事はとってもおいしい
!満腹したら木陰のデッキ・チェアーに横になってしばし休憩。その後はコーヒーとケーキでおしゃべりを続ける。お誕生日を迎えた人が、みんなからのプレゼントを一つ一つ公開すると、みんなでああだ、こうだとコメントをつけながら楽しむ。6人の男性陣は、その後腹ごなしに、しばし、庭でサッカー
に興じた。
こういう夏の日の過ごし方はオーストリア人は大好き。暗くて長い冬を過ごさなくてはならないので、夏と太陽への憧れは強い。短い夏をできる限り、戸外の自然の中で、太陽の下で過ごそうとする。
花の咲き乱れる庭と5軒分が入っている大きな家
さわやかな空気、おいしい食事、楽しいおしゃべり・・・これ以上望むことなんてある?
腹ごなしサッカー
美しい区役所
28日は、てるみさんと15区の区役所のホールで開かれたバイオリンコンサートへ。てるみさんのCDのピアノ伴奏者が出演する。
ウィーンの区役所は古い建物が多く、これが区役所?!と思うような美しい建物がよくあるが、ここはその中でも特別! 小さなホールも美しく、舞台の後ろはすりガラスの窓になっている。10何枚かのすりガラスには、天使、区の紋章、花のモチーフなどが描かれていて、穏やかに外の光が入ってくる。「この建物、建ててからどのくらい経ってるのかしら?」「そうねえ、ギュルテル(外側環状道路)より外にあるわけだから、そう古くはないわね。せいぜい百年くらいじゃない?」なんて話してから、「あ、時間感覚がウィーンっ子になってる!」と気づいて、笑ってしまった。初めてウィーンに来た時、市庁舎の建築年代を尋ねたら、「あ、これはまだ
たいして経ってないよ。せいぜい百年だよ」という答えをきいて、時の感覚の違いにびっくり仰天したんだったのに。
コンサートは、ピアノの伴奏に、バイオリン2台、バイオリンとビオラ、あるいは二人の奏者が交代でソロ、と、組み合わせを変えながら、ヴィヴァルディ、サラサーテ、モーツァルト、シューベルトなどを演奏した。なかなかよいコンサートだった。選曲からは、ラテン系っぽい名前の女性バイオリニストが、コンサートのメインらしかった。テクニックは素晴らしく、後半は情感溢れる曲もよかったけれど、私はもう一人の韓国の男性奏者の繊細でかつダイナミックな音がとっても気に入った。
区役所の入り口には、コンサートのことは全く何も書いてなくて、聴衆も少なく、宣伝不足でこんなよいコンサートを聞ける人がこれだけなんて、本当にもったいない!と思った。
区役所入り口から2階に伸びる階段
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