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2009年4月26日(日)
入院のお知らせ 2009年4月18日(土)
カントリーウエスタン・コンサート 各貸し庭にみごとに咲いた連翹、プルーンなど木に咲く花、チューリップ、桜草などの花を愛でながら、斜面に伸びた坂をゆっくりと10分ほど上るとレストランに到着。早目に行き、おしゃべりを楽しみながらゆっくりと食事をとって、午後7時半にコンサート開始。最初はもっとアップテンポで演奏して欲しいのに、ゆっくり過ぎて雰囲気は出ないし、音は外れるしで、あらあ、来ない方がよかったかなあ、と思いましたが、30分位経つと、ようやく乗って来て楽しくなって来ました。そのうち、お客さんたちが舞台の前に出て、演奏にあわせてダンスを始めたり、手拍子やブラボーが出たり、なかなかいい雰囲気。ああ、デジカメ持って来ればよかった、と後悔。コンサートと言っても入場は無料で、帽子の中にコンサート応援金として寄付を入れるという気軽な方式です。 2009年4月13日(月)
たったの10日でもう春爛漫! 初めてドナウ河畔アウトバーンを通って行きましたが、何と最初の40kmほど、左側はずーっと森、森、森(ドナウ河畔側)。木々はもうあっという間にすっかり新緑に覆われ、様々な枝振りの木々が、様々なトーンの緑に縁取られているのを眺めているだけで、なんだか心が踊リ出しそう!中にはもう濃くなり始めている緑もあって、もうすぐ初夏になってしまいそうです。ドナウ河畔の湿地帯は生態系がとても豊かなので有名なのですが、これほどの広い地域の自然をしっかり守ってくれているのがとても嬉しくなりました。 中世の趣きがそのまま残るデュルンシュタイン 1時間ちょっと、93kmを走って、ヴァッハウでも特に観光地として有名な 食事の後は写真の中央通り(!これでも一番広い通り!)に並ぶ愛らしいお店を見ながら、ドナウ河がすぐ下に臨める町の外れまで歩き(と言っても10分くらいですが)、広々とした気持ちのよい春の景色を楽しみました。その後はドナウ河畔に下りて、今度は湖畔の木々の葉や、10人でいっぱいになりそうな小さな人間用のフェリーや、ブドウ畑のそばに鮮やかに咲くたくさんのタンポポを眺め 10日ほど前に突然20℃を超えて以来、何と毎日毎日、よいお天気続き!何しろその前日まで雨や雪ばかりの、どんよりと暗い鉛色の日々が続いていたのですから、こんなにいいお天気なのに家でくすぶっているなんてとてもできずに、実を言うとこれまでに随分あちこちへドライブして、一日毎にものすごい勢いで広がって行く春を体験しました。カーレンベルク、ハイリゲンクロイツ修道院、グントラムスドルフのホイリゲ・・・。 で、もちろん写真もたくさん撮ったのですが、残念なことにパソコンに保存はできるものの、色々試みても、どうしても写真の処理作業ができないので、皆さまにはそれをどうにかしてから、久しぶりに「ウィーン季節便り」の方でまとめてご紹介しようと思っています。というわけで、最近ご紹介している写真は、実はほぼ同じ季節の前の写真で雰囲気をお伝えしています。お許しを!では、まとめ紹介をどうぞお楽しみにね! あ、ところで肝心の杏の花は、個々に満開になっている木はあちこちにありましたが、杏の果樹園などでは、まだつぼみが開き始めたところでした。満開になるのはあと1週間くらい先でしょうか。でも今日は、春爛漫のヴァッハウの自然が満喫できて大満足でした。 2009年4月10日(土)
表参道にカフェ・ラントマンの海外支店第1号! ウィーンの味と雰囲気を味わえるお店でありますように!行って見た方、ぜひ報告、お願い致しま〜す! 2009年4月6日(月)
ついに奥歯を抜きました! まず歯の下の隙間に溜まった膿を抗生物質だけで取り除くことはできないかということ。 およそ10年前、日本にいた時、夏バテが遠因になって左腿に内出血が起こり、そこが知らないうちに化膿していました。何度も40℃の熱が出るので、いつもの熱かと思って、副腎皮質ホルモン剤を飲みましたが、一時的に下がるもののまたすぐ上がります。そこで変に思って、内出血の治療を受けたお医者さんに行ったら、腿にブスリと注射器を刺されました。何と膿が吸い込まれて来ました!そこでお医者さんが一言、大変だ、敗血症になる危険がある、今すぐ入院しなくちゃだめ!どこか希望の病院はあるか、と言うので、それまで入院したことのある病院の名を挙げるとすぐにそこに連絡を取り、入院手続きをしてくれました。というわけで、家にも帰らず、病院に直行してそのまま入院と相成りました。 で、前置きが長くなってしまいましたが、この時、腿を切開して膿を出せば早く治ったのですが、血液の状態が悪いため外科医が切るのを拒否したので、切らずに抗生物質だけで膿を吸わせることにしたのです。まあそれで、丸一ヶ月間入院することにはなりましたが。というわけで、この時の話をして、同じように歯の下の膿を抗生物質だけで追い出すことはできないのでしょうか、と聞いたら、 う〜ん、なるほどそうか、それじゃあ、しょうがないわね。まあ、右上の歯肉の炎症は今では回復したし、何か特別のものでもないこともわかって、切る必要もなくなったんだし、まあ、片方は我慢するか、ということで、即その場で抜くことになりました。ちょっとドキドキでしたが、すごく上手に抜いてくれて、痛いと思う間もなく終わっていました。とにかく歯根の一部がひっかかってなかなか抜けないとか、別に切開しないとダメとか、そういうやっかいなことにならずに済んで、本当にホッとしました。今思えば多分、それが一番心配だったのです。その後15分くらいガーゼを噛んで血が止まるまで待ち、これで大丈夫と言うことで、痛み止めと抗生物質と、抗生物質でやられる腸内細菌を補う薬の処方箋をもらい、イースターの後に次の予約を取って、歯医者さんをあとにしました。 あ〜、終わった〜ぁ! やっと終わった〜ぁ! 急に心が羽のように軽くなって、遅い昼食を食べに行きましたが、もうすごくお腹が空いて、ニコニコしながら、もりもりと食べてしまいました。それで、もう昔のように不安と心配と緊張でガチガチになるようなことはなくて、まな板の上の鯉状態で落ち着いていたつもりだったのだけれど、奥歯を抜かなければならないという思いが、あれこれの心配と一緒にどんなに重くのしかかっていたかという事実に、自分でも今、気がついたという次第でした。 周りを見れば今日もよいお天気で20℃を超えたので、柳の木は一辺に新緑に包まれたし、木々の芽もどんどん吹き出して、桜草やタンポポがあちこちに見られ、草地は一辺に緑に変わり、たったの3日間で突然世界が変わったようです。これで心置きなく春を楽しめます!今日はきっとよく眠れるぞ〜ぉ。
これから10月最後の日曜日にまた冬時間が始まるまで、日本との時差は7時間ですので、電話やメールの時間など、どうぞよろしくお願い致します。ああ、でもただでさえ緯度の高いオーストリアでは夏はなかなか日が暮れないのに、さらに遅くなって、気持ちのよい外気の中でワインを飲みながら長いおしゃべりが楽しめる最高の季節がやって来ます。いつだったか7月、わあ、なんてきれいな夕焼け!と思って急いで時計を見たら、夜の9時半でした。 2009年3月28日(土) Ludwig(ルートヴィッヒ)さんからの桜便り 3月初めの東京地方の桜 掲示板に写真のアップができるのか、ということがしばらく前、掲示板で話題になりましたね。Georgeさんが調べて下さって、うちの掲示板ではいたずらなどを防ぐために写真だけでなく、文字の大きさを変えたり、ネオンサインのように字を流したりすることも、残念ながら禁止になっていることがわかりました。 そこでLudwigさんが送って下さった、今年初めて見た桜の写メールをこちらに載せますので、どうぞご覧下さい。もう桜が満開に近い時期になってからご紹介するのが残念ですが、この桜はきっと日当たりがよいだけはでなくて、風からもしっかり守られた位置にあったのでしょうね。3月初めだったというのに、もうこんなにきれいに咲いています。 一緒に隅田川の桜のHPも送って下さったので、ここに紹介いたします。東京地方の方、遅くなり過ぎないうちにぜひお花見を楽しんで来て下さいね! ああ、行けないのが残念だわ〜ぁ!
花のお江戸の桜まつり
上記HPの中の「墨堤さくらまつり」↓では、芸子さんがお茶とお団子を運んで来てくれて、江戸情緒たっぷりだそうです。お見逃しなく!
Ludwigさん、桜情報、写真ありがとうございます! 2009年3月24日(火)
歯その後
左下の奥歯は、その下が隙間になっていて膿が溜まっているのだそうで、これは歯を抜くしかない。その際、切ったところから血管内にばい菌が入るので、あなたのように白血球が少ない場合は、血管内に入ったばい菌が身体のどこかに棲みついて悪さをするかも知れないので、抗生物質なしというのは余りに危険だと思う。でも1週間くらい飲めばいいんですよ、よく漢方の先生と話して下さい、ということでした。 で、今日はたまたま漢方の先生の診察の日だったので、色々話したら、そういうことなら、そして1週間なら、まあ抗生物質を飲むのもやむを得ないでしょうということになりました。そして現状に合わせた1週間分だけの新しい薬を処方して下さいました。 2009年3月21日(土)
緑の葉っぱ 30分ちょっと歩いた後はお城のカフェへ。ガラス窓越しにウィーンの街を遠く眺めながら、しばらくおしゃべりに興じました。 お城のサンルームを利用したカフェ 2009年3月20日(金)
歯医者 で、左下の奥歯は抜く1時間前に抗生物質を飲んでから、局部麻酔をして抜く。その後はブリッジ。右上はこれからよく診てみないとわからないけれど、ひょっとするとこちらも抜かなければならない可能性があるとのこと。血液の病気を抱えているので、来週診察に行くのなら、主治医とこのことについて話して下さい、と言われてとりあえず放免されましたが、ああ…歯抜くのか〜ぁ、奥歯だから大きいし、怖いなあ〜…。ま、とりあえず恐ろしい出来事が1週間延びたので、それまでに決心を固めるしかないようです。 2009年3月18日(水)
イースター飾り イースターまであと3週間とちょっと。もう少しの我慢。 2009年3月14日(土)
ウィーンの森 昨日までは雨がしょっちゅう降ったり止んだりしていたので、残念ながら森の道はまだかなりぬかっていました。ほんの少し歩いて、「これじゃ、靴がグチャグチャになっちゃうから、奥へ入るのはやめよう」と判断、足は自然に森の中に立つ舗装道路脇の丸木でできたカフェ・レストランへ。午後4時半くらいだったのになぜかもうお腹が空いて、ちゃんと食事をしてしまいました! これじゃ、運動になったどころか、かえって太るだけのような気がしますが、でもいい空気を吸ったからお腹が空いたんだし、やっぱり身体にはよかったんじゃない? ということに無理やり決定。でも、久しぶりのウィーンの森は気持ちよかったし、よい気分転換になりました。 まだ緑は見えません。春はまだ先。
2009年3月7日(土)
シェーンブルン動物園 シェーンブルン動物園に行ったのは、実は何とウン十年ぶり! ウィーンに来て間もない頃、ここに来てものすごいショックを受けたからでした。世界最古の動物園ということで来て見たら、何とどの檻も狭いことといったら!キリンが狭くて背の高い檻の中で窮屈そうにしていた様子が今でも目から離れないほどです。人間ならいわば、ちょうど三畳くらいの大きさの檻に入れられている感じ。これが虐待でなくて何でしょう?! 動物たちの悲惨な状況と人間の余りの勝手さに悲しさと怒りがこみ上げて、もう二度と来たくないと思ったのでした。 1752年にマリア・テレジアの夫で、神聖ローマ帝国皇帝のフランツT世シュテファンにより世界最古の動物園が設置されて以来、1778年、ヨーゼフU世の時にシェーンブルン公園と共に一般に公開されたシェーンブルン動物園は、第一次大戦後ハプスブルク帝国が消滅するまで、王室の所有でした。 1970年代以降、飼い方の古い動物園ということで批判の声が高まり、次第に訪問者数も減り、80年代終わりにはそれが最高点に達して、廃止や他の区への移転などが話題になった後、1991年には「シェーンブルン動物園有限会社」が設立されて、国から民間に所有が移りました。この時からシェーンブルン動物園は変わり始めます。動物学者でもある園長、ペッヒラーナーの大きな努力により、バロック建築を保存しながら、周囲に動物園の敷地を大きく広げ、各動物の生態にあった囲い、飼育場の構築に力を入れ、現在では絶滅危機種の保存に努めるなど、世界でも注目される動物園となりました。1996年には動物園をも含んだシェーンブルン宮殿、公園施設全体がユネスコにより世界文化遺産に指定されました。 昔の檻はそのまま記念に残され、その横にずっと広い現在の囲いが生態にあわせた植物などによってアレンジされて続いています。昔のライオンの檻の中には金属のライオン像があり、小さな男の子がそのライオンにまたがって、おかあさんに写真を撮ってもらっていました。現在の囲いの中にはライオンは見当たらず、あれ?どこにいるの? と思ったら、ずっと後ろの方を右から左に歩いていくのが見えましたが、木々の植わった盛り土の後ろに隠れてしまって、その後は一度も姿を見かけませんでした。生態についての展示もとてもわかりやすく書かれています。 あざらしたちは、たっぷりしたプールの中を気持ちよく泳いでいました。プールの横壁がガラス張りになっていて、水中を泳いでいる様子を見ることもできます。中国から借りているパンダが地面にぺちゃっと座って、笹をかじっている様子も愛らしいものでした。 動物園に入ってしばらくしたら、お日様は隠れてしまい、かなり強い風が吹いてきて、すごく寒くなってきました。あざらしを見ているうちについに我慢できなくなって、一時間ほどで動物園から出て、急いで暖かいカフェに入り、熱いハーブティーで身体を温め、かなり歩いたので、疲れた足も休めました。 動物たちへの待遇がずっとよくなっているのをこの目で見て、ホッとしましたが、でもやっぱり動物園は余り好きになれないと思いました。待遇がどんなに改善されても、動物たちは草原を走ることはできないし、大海原を泳ぎ回ることもできません。また獲物を取らず何もしなくても、えさが与えられる生活というのは果たして動物にとって幸福なことなのだろうか、という疑問も湧きます。確かに敵に襲われなくて済むのは嬉しい一面ではあるのでしょうけれど。 もちろん珍しい動物をこの目で見たい気持ちはわかるし、動物学の研究や絶滅危機種の保存にも必要というのも分かるんだけれど、やっぱり動物園て、なんだかんだと言っても、人間の勝手で動物を捕えて拘束しているには違いないですものね。
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